映画を見るのが趣味だという人は多いと思いますが、その中でも洋画で、しかもミステリーやサスペンス映画というのは相当人気が高いのではないでしょうか?
かく言う私自身も大好きなんですが、特に個人的におすすめしたい作品というのが、いくつかあるわけですね。
そこでこの記事では、私から皆さんにもぜひ見て頂きたい洋画のおすすめミステリー&サスペンス映画を紹介していきたいと思います!
まあ大好きとは言っても特別に詳しいわけでも無いんですが、趣味の一環としてこれからも鑑賞を続けていきたいので、この記事と共に知識などを増やしていけたらと思っています。
あとネタバレについては、映画の鑑賞前に分かってしまうのを避けたいので、十分に気をつけてネタバレ無しでの進行を心がけていきますね。
・・・それでは、よろしくお願いします!
サスペンス映画の大傑作!「アイデンティティー」(2003)
監督:ジェームズ・マンゴールド
脚本:マイケル・クーニー
出演:ジョン・キューザック、レイ・リオッタ、アマンダ・ピート、他
鑑賞時間は約90分のアメリカ映画です。
あらすじ
とある嵐の夜、10人の見知らぬ男女が人里離れたモーテルに足止めされ、1人また1人と不可解な死を遂げていく。
彼らの中に潜んでいる殺人鬼は、一体誰なのか・・・?
解説と感想
いやー!これは本当にヤバい作品ですね!
物語のキッカケから、めまぐるしい展開で話が進んでいくので、あれよあれよという間に引き込まれましたね。
モーテルに宿泊中の10人の男女が、次々と殺人事件に巻き込まれて犠牲になっていくのですが、その犠牲者の増えるスピードが半端ない感じで恐怖感を演出しています。
それでいて真犯人も動機も登場人物同士の人間関係も、何もかもが謎だらけのままなので、推理しながら見ようとしてもナカナカ追いつきません!(笑)
そんな事件と同時進行で、とある裁判についての審議が別の場所で行われます。
最初は、その裁判とモーテルでの連続殺人事件との関連性が全く分からないのですが、物語の途中から一気に繋がっていきます。
その後は怒涛の展開で、どんでん返しの波状攻撃が・・・!
もうこれ以上は書けません・・・。
その結末は、ぜひあなたの眼でお確かめ下さいね!
心をエグるサスペンス!「パッセンジャーズ」(2008)
監督:ロドリゴ・ガルシア
脚本:ロニー・クリステンセン
出演:アン・ハサウェイ、パトリック・ウィルソン、クレア・デュヴァル、他
鑑賞時間は約92分のアメリカ映画です。
あらすじ
飛行機事故の生存者を診療するセラピスト。
カウンセリングを進めるのですが、患者の話す真実と航空会社の説明が食い違っていることに気づいて・・・。
解説と感想
・・・鑑賞直後も、しばらくは胸騒ぎが止まらない!
まさに「・・・何てこった!」という感じで、言葉で言い表せないほど切ない衝撃に襲われる作品でした!
この映画も言ってしまえば「どんでん返し」の物語なんですが、心のエグられ具合が本当にエゲツなかったです・・・。
全体を通して登場人物それぞれの人間模様と心理描写が素晴らしくて、胸を締めつけられる様な気持ちのまま、のめり込んでしまいましたね。
主演のアン・ハサウェイ演じるクレアという名前のセラピストの女性の視点で物語は進行していきます。
飛行機事故の生存者たちにカウンセリングをするのですが、関係者同士の証言は食い違うし、しばらくすると生存者も謎の失踪を遂げるしで、真相は更に闇の中へ・・・。
そして最後の真実に辿り着いた時には、あなたも思わず身震いしてしまうことでしょう・・・!
これぞ脚本のチカラ!「ザ・ギルティー」(2018)
監督:グスタフ・モーラー
脚本:グスタフ・モーラー、エミール・ニゴー・アルバートセン
出演:ヤコブ・セーダーグレン、イェシカ・ディナウエ、ヨハン・オルセン、他
鑑賞時間は約88分のデンマーク映画です。
あらすじ
とあるキッカケで現場を離れ、緊急通報指令室で働く1人の警察官。
そこで受けた通報は、誘拐された女性からの電話だった!
その電話越しの音だけを頼りに、彼は事件の解決に挑んでいく・・・!
解説と感想
この映画には派手さなどは全くありません。
・・・というのも、ほとんど全ての物語が「緊急通報指令室」という狭い空間の中だけで進行していくからです。
会話や電話越しの音だけで織りなされるヒューマンドラマですね。
だからこそ登場人物たちの心情の変化が、この作品独特の緊張感の中で表現されていて、見ている私たちの想像力をかきたててくれます。
かなり玄人好みの作品かな?と感じましたね。
デンマークの映画って初めての鑑賞だったんですが、やっぱり北欧って独特の雰囲気がありますね。
ハリウッド版のリメイクも制作されていますが、やはりデンマークのオリジナル作品とは雰囲気も演出も全然違うなと思いました。
ハリウッド版の方がカメラワークも場面転換も多めに作られていて、オリジナルの持つ閉塞感などは感じなかったので、どちらが気に入るかは好みが分かれそうです。
とにかく脚本の見事さが、本当に素晴らしかったです!
息をのむ展開は共通の面白さがあるので、見比べてみるのも良いと思いますよ!
見事な心理描写ミステリー!「ねじれた家」(2017)
監督:ジル・パケ・ブランネール
脚本:ジュリアン・フェロウズ、ティム・ローズ・プライス、ジル・パケ・ブランネール
出演:グレン・クローズ、テレンス・スタンプ、マックス・アイアンズ、他
鑑賞時間は約114分のイギリス映画です。
アガサ・クリスティー原作の小説を映画化した作品です。
あらすじ
元恋人の祖父が何者かに殺害され、事件の捜査に乗り出す私立探偵。
巨額の遺産をめぐって、心のねじれた家族が衝突する。
ウソをついているのは誰か?
そしてその裏に隠された秘密とは・・・?
解説と感想
誰もが知る「ミステリーの女王」アガサ・クリスティーが原作というだけで、どうしても期待値が高まってしまいますよね。
イギリスの古き良き時代の描写が、とてもオシャレに感じました。
ただ当然ながら、そんな微笑ましいだけの話で終わるはずも無く・・・。
殺された大富豪の遺族が勢ぞろいで同じ敷地内の屋敷に住んでいて、しかも全員が見事にクセ者ぞろい&全員に殺害動機があるワケです。
とんでもないドロドロの人間関係が、事件の真相をかき乱して分からなくさせています。
捜査が進み、やがて容疑者が明らかになったかと思われたが、どこかしら拭い去れない違和感を抱えたまま物語は一気に衝撃の結末へ・・・!
・・・是非あなた自身で真相を確かめてみてくださいね!
主人公と共にハマるサスペンス!「シャッターアイランド」(2010)
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:レータ・カログリディス
出演:レオナルド・ディカプリオ、マーク・ラファロ、ベン・キングズレー、他
鑑賞時間は約138分のアメリカ映画です。
あらすじ
ボストン沖の孤島にある犯罪者用の精神病院で、とある患者が失踪した。
捜査に送り込まれた連邦保安官は、異様な空気の漂う現場で不可解な出来事に遭遇し、真実に辿り着けずにいたが・・・。
解説と感想
これも典型的な「どんでん返し」の作品ですね。
捜査が進めば進むほどに「何かがおかしい・・・」という違和感と深まる謎、そして疑惑が次々と生まれては展開していきます。
作品全体の雰囲気も暗くて異様な空気感のままで気持ちの落ち着くヒマもないので、見ている私たちも主人公の苛立ちや心の揺れとシンクロするようにハマってしまうのです。
違和感の正体が明らかになろうとする時、言葉にならない衝撃に襲われること間違いなし!の傑作サスペンス映画ですね!
始めて鑑賞する時は少々難解なストーリー展開に戸惑うかもしれませんが、結末を知ってから2回3回と見ていけば、また全然違った楽しみ方ができる作品ですよ!
まとめ
この記事では今後も、私自身がおすすめしたい洋画のミステリー&サスペンス映画を追加しながら紹介していきたいと思っています。
映画って最も身近で気軽に非日常感を味わえる文化のひとつですよね。
今は様々な機会で素晴らしい映画に出会える時代ですし、とても良い気分転換になるので、私も積極的に味わっていきたいと思います。
特に洋画のミステリー&サスペンス作品は、古くから多くのファンを生み出し続けていますし、おすすめ映画もまだまだ沢山出てくるので私自身も非常に楽しみです。
ですので、これからも末永くお付き合い頂ければ嬉しいです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
・・・それでは、次の機会にて!