読書

完結済おすすめ名作漫画!10巻以内の短い時間で読める作品をご紹介!

完結済おすすめ名作漫画!10巻以内の短い時間で読める作品をご紹介!完結済おすすめ名作漫画!10巻以内の短い時間で読める作品をご紹介!

気軽に楽しめる趣味の1つとして、特に日本の漫画は古くから多くの人々に親しまれ続けています。

そして今や世界中で日本の漫画やアニメが高い評価と人気を集めていることは、皆さんも十分にご存知かと思います。

ちょっとした休み時間や休日のひとときに、漫画を読んでみようかな?と思っている方も多いのではないでしょうか?

そうは言っても何から手をつけて良いのか分からなかったり、まとまった時間がなかなか取れなかったり・・・

長く続いている作品を今から読むのには気が引けたり、話の途中で途切れて先が気になったまま待つのがツラい・・・という人も多そうですね。

そこで今回は『短い時間でも読めそうな10巻以内で完結する、おすすめ名作漫画』をいくつかご紹介したいと思います。

10巻以内で完結するので、短い時間でもサクッと楽しめる上に、続きを読みたくても読めない!なんて風に悩まなくてもいいのは嬉しいですよね!

誰もが知るような超有名作品となると大抵は長く続いてるものが多いので、今回はそういう作品を紹介するわけではありません。

なので、どちらかと言えば『隠れた名作』と思えるものばかりですが、私個人的にはどれも面白くておすすめの作品ばかりです。

この記事は、こんな方に読んで頂けると嬉しいです!

☆こんな方におすすめ☆

  • 短い時間でもサクッと楽しめる漫画を探している方
  • 話が長すぎず丁度いい読み応えの漫画を探している方
  • あまり漫画を読む機会がないけど気軽に楽しみたいという方

・・・それでは、作品をひとつずつ紹介していきますね!

 

レベルE(全3巻)完結済おすすめ名作漫画その1

(文庫版では上巻&下巻の全2巻)

作者は冨樫義博先生のSFギャグ漫画?です。

『幽☆遊☆白書』や『HUNTER×HUNTER』でお馴染みの冨樫先生作品なので、知っている方も多いかもしれませんね。

コミックス版の発売が1996年なので、結構古い作品ですね。

 

登場人物&あらすじ

☆主な登場人物は以下の通りです。

  • ドグラ星第一王子

ドグラ星人(男)で天才的な頭脳と性格の悪さをあわせ持つトラブルメーカー。

  • ドグラ星王立護衛軍隊 クラフト隊長

ドグラ星人(男)で王子護衛歴10年。

  • サド隊員コリン隊員

共にドグラ星人(男)で王子護衛歴は、それぞれ5年と1年。

  • 筒井雪隆(つついゆきたか)

地球人(男)で高校生。野球部員。

  • 江戸川美歩(えどがわみほ)

地球人(女)で高校生。科学者の娘。

☆あらすじ

現在の地球には数百種類の異星人が行き交い生活していて、地球人だけが気づいていない(という設定)。

ワガママ&好奇心から地球に来たドグラ星の王子が、持ち前の天才的頭脳と性格の悪さで次々とトラブルを巻き起こす。

雪隆と美歩を巻き込んでの大騒動などでやりたい放題の王子に、お目付け役のクラフト隊長と隊員たちは振り回されっぱなし・・・一体どうなることやら・・・。

 

解説と感想

物語の舞台がパラレルワールド的な地球なのですが、妙にリアリティーを感じられる点が冨樫先生のスゴさを表しています。

ドグラ星王子の想像を絶するハチャメチャっぷりと頭の良さが際立っていて、性格が悪いはずなのにナゼか憎めないという絶妙なキャラクター設定に感動すら覚えます。

ある意味で話全体のボケ担当を一手に担う王子の、突き抜けた迷惑行動の数々だけでも十分に笑えます。

そして王子のフォローに必死で奔走するクラフト隊長をはじめとする、他の面々の見事な振り回され具合が、輪をかけて面白い作品ですね。

その他の登場人物も含めた様々なエピソードの中には、単純に「面白い」というだけでは語れない深く考えさせられる様な話もあって、思わず唸らされるかも・・・。

単なるギャグ漫画だとは絶対に言いたくない!という感じですね。

根強いファンの多い冨樫先生の魅力が詰まった、本当に素晴らしい作品だと思います!

 

PSYCHO+(サイコプラス・全2巻)完結済おすすめ名作漫画その2

(文庫版では全1巻)

作者は藤崎竜先生の短編漫画です。

藤崎竜先生と言えば何と言っても『封神演義』が有名ですよね。

コミックス版の発売が1993年で、こちらもかなり古い作品になります。

 

登場人物&あらすじ

☆主な登場人物は以下の通りです。

  • 綿貫緑丸(わたぬきみどりまる)

髪と瞳が緑色の少年で、かなりの凄腕ゲーマー。

  • 水の森雪乃(みずのもりゆきの)

電脳少女の異名を持つ凄腕ゲーマーの美少女。

  • 一太郎(いちたろう)

雪乃の元恋人。

  • 東田(ひがしだ)

緑丸の同級生でゲーマー。権力者の息子。

  • センパイ

同じく緑丸の同級生で本名は不明。女好きでメダルゲームが得意。

☆あらすじ

髪と瞳が生まれつき緑色である謎の少年、綿貫緑丸は友だちとゲーム三昧の日々を送っている。

とある夜の公園の中で緑丸は、木のそばに座ってゲーム機で遊んでいる美少女・雪乃に出会う。

自分をゲームで負かした男としか付き合わないと言い切る雪乃に、緑丸は謎のゲームソフト「サイコプラス」で挑戦。

ところがゲームの中で木を動かすと、同時に本物の木も動いてしまうという信じられない事態に・・・。

 

解説と感想

コミックス版で全2巻なのですが、話全体のボリュームは1巻+半分(約1.5巻分)くらいなので、かなり短時間でも読み切れると思います。

(第2巻には残り半分のページに別の読み切り作品が入っています)

全体の設定としては、短編SFパラレルワールド的な作品になっています。

主人公の緑丸が「髪と瞳が生まれつき緑色」という時点で、普通に考えれば完全に現実離れしているわけです。

ただその「緑色であること」に緑丸自身が強いコンプレックスを持っているのが、この作品のポイントの1つになっていると私は感じました。

私たち現実の世界でも多くの人が、自分のどこかにコンプレックスを抱えているわけなので、緑丸に対して共感を覚えやすくなっているのではないかな?という感じですね。

緑丸の性格など内面の部分は本当にごく普通の少年という感じで、ヒロインである雪乃に素直に恋心を抱くところも、読んでいて微笑ましかったりします。

作品の中で描かれる「ゲーム」の感覚は(この作品が生み出された時代のままの)平成初期の色合いなので、少々レトロなノリになっています。

なので、ある程度以上の世代の方々には、懐かしさを感じられる作品だと思いますね。

ラストも淡い青春を感じさせる仕上がりになっていて、美味しいジュースを飲み終えたような爽やかな読後感でした!

 

探偵ゼノと7つの殺人密室(全8巻)完結済おすすめ名作漫画その3

原作は七月鏡一先生で、作画は杉山鉄兵先生の殺人密室ミステリー漫画です。

コミックス版は2018年に発売されています。

タイトルに「7つ」とあることからも分かるように、全体の話は間延びすることも無く、スッキリと明確に終わりが見えやすい作品ですね。

 

登場人物&あらすじ

☆主な登場人物は以下の通りです。

  • ゼノ

数々の難事件を解決してきた名探偵だが、記憶喪失で自分が何者なのか分からない。

  • D坂エイラ

ゼノに助手として誘われる、殺し屋の女子高生。

  • 甲斐七楼(かいしちろう)

高名な建築家だが裏の顔は犯罪プランナーで、完全犯罪可能な「7つの殺人密室」を作った張本人。

  • 甲斐羽美(かいうみ)

甲斐七楼の養女。

  • 鬼首警部(おにこべけいぶ)

警視庁殺人課の警部でゼノの協力者。

☆あらすじ

自分の名前も思い出せない記憶喪失の名探偵ゼノ。

とある殺人事件をキッカケにゼノは建築家の甲斐七楼と出会う。

「犯罪プランナー」という裏の顔を持つ七楼は、殺人のための7つの密室を作り上げ、その全ての謎を解くようにゼノへの挑戦を宣言する。

しかもその謎解きの報酬は、失われたというゼノの過去の記憶だと言い放つ!

 

解説と感想

いわゆる謎解きメインの探偵モノなんですが、こちらもパラレルワールド的な世界設定での話になっています。

主人公である探偵ゼノ自身も記憶喪失ということで、7つの殺人密室の謎を解きながら、ゼノの失われた記憶の謎にも迫っていくという流れで進行していきます。

女子高生でありながら殺し屋のエイラ・・・という、これまた謎の存在である少女が絡んだりして、メイン以外の様々な謎も同時に話を盛り上げています。

「密室殺人」ではなく「殺人密室」という表現によって、密室そのものに焦点を当てているのは珍しいパターンですね。

そしてその密室というのも単なる部屋という概念には収まらず、奇抜な発想によって紹介されていくのも見どころだと思います。

設定そのものが奇抜な話なので、あまりリアリティーを重視しすぎない方が楽しめるかもしれません。

読み進めていくと登場人物もどんどん増えていくので、それぞれのキャラクターの人間模様も楽しみながら、全8巻で上手くまとまった密室絡みのストーリーが堪能できましたよ!

 

まとめ

さて、ここまで完結済のおすすめ名作漫画の中でも10巻以内の短い時間で読める作品に対象を絞って紹介しましたが、いかがでしたか?

この記事は、これからも私が他の作品を読み終えた時に、少しずつ新たな漫画を追加で紹介していこうと思っています。

その上で、もし皆さんにも10巻以内の短い漫画の中で「これは是非とも読んでほしい!」という名作漫画がありましたら、教えて頂けると嬉しいです。

私自身も完結している漫画が好きなので、皆さんのおすすめ作品は、とても気になるところです。

もちろん長編漫画が苦手というわけではありませんので、長くても読んでほしいという作品があれば、そちらも是非教えてくださいね。

・・・それでは、次の機会にて!

モバイルバージョンを終了