今年の1月27日午前1時15分頃(深夜)の沖縄で、バイク移動中の男子高校生と沖縄署の男性警察官が接触し、その際に男子高校生が右目を失明するという事例が発生しました。
当時の警察官は警棒を所持していて、その警棒によって高校生が失明したとのこと。
被害者の高校生の名前は「あいき」くんというそうですが、加害警察官の名前も気になりますよね?
高校生の失明という大変ショッキングなニュースに対し、なぜこんな事が起きたのか、真相がどうなっているのかも気になる方は多いかと思います。
そこで今回は「沖縄の高校生を失明させた警察官の名前は?なぜ起きたか事件の真相とは?」と題してお送りします。
当時の目撃者も記録映像も見つからず真相が謎のまま、その直後には数百名の若者による沖縄署への投石により、玄関のガラス窓が破損するなどの被害までありました。
さらにはネット上で加害者擁護と被害者擁護の論争なども加わり、二次被害にまで発展することに・・・。
今回の事態を踏まえて、改めて加害者と被害者は誰なのか?そして真相は何なのか?を皆さんと一緒に考えてみましょう。
・・・それでは、どうぞ!!
沖縄の高校生が右目失明!加害警察官の名前は?
まず最初に今回の加害者である警察官の名前について、そして加害警察官の名前が伏せられ続けてきた理由について触れていきたいと思います。
加害者の名前は何というのでしょうか?
そして、これまで名前が伏せられてきた理由は一体なんなのでしょうか?
加害警察官の名前は残念ながら不明
加害者となっている警察官の名前は、今のところ明らかにされていません。
そして恐らく今後少なくとも当面の間・・・つまり関連する全ての事件が解明されて、騒ぎもある程度が収まるまでは、警察官の名前も公に明かされることは無さそうです。
次の項で、その辺りの理由について考えてみますね。
警察官の名前が伏せられている理由を考える
過去の何かしらの事件において犯人が確定した場合に、今までなら犯人の名前が当たり前のように公表されていましたよね?
ですが今回の高校生失明の件では、未だに名前が伏せられています。
これが何を意味するのか、どういう意図があるのかを考えてみましょう。
つい先日まで事件の可能性の有無についての判断がされていなかった
渦中の男性警察官が男子高校生に対して「警棒をぶつけるなどして右目を失明させた」ことが、最近のニュースによって現在は明らかになっています。
- 警察官が職務質問目的で、高校生の運転するバイクを止めようとした時に、つかみかかったこと
- 所持していた警棒を手に持った状態で、高校生の顔面にぶつけていたこと
- 以上の一連の警察官の行為を、県警が「不適切だった」と結論付けた上で故意性があると判断したこと
現場に目撃者も見つからず、防犯カメラなどの映像による証拠も無かった状態で、県警の捜査も難航したんですね。
被害者側の証言と加害者側の証言が一致せず食い違っていたことも、真相を隠す要因になっていました。
被害者側は「バイクで走行中いきなり警棒で殴られた」との主張です。
対して加害者側は警棒を持った状態だったことは認めたものの、警棒を使用して意図的に殴りかかったことについては認めていませんでした。
最近になってようやく「つかみかかったこと」「警棒を使用していたこと」が不適切だったと判断され「故意性があった」と認められたわけです。
つまり事故ではなく事件の可能性があると分かったのが、つい最近だったということ。
言いかえれば、少なくとも最近までは犯罪の可能性そのものが公には認められていなかったということになります。
この事が、加害警察官の名前が公表に至らなかった大きな原因の1つかと思われますね。
名前を公表する必要性も根拠も未だ認められていない
最近になって故意性ありと判断されたことで、警察官の名前が公表されてもいいのでは?との意見もありそうですよね?
ですが実際には公表に至っていません。
その理由として考えられるのが、「犯罪の可能性は認められるものの、犯罪行為として正式に認められたわけではない」ということです。
現に渦中の警察官は異動によって内勤の業務になっており、犯罪者として逮捕されていないという事実がありますね。
加えて今回の事件に関連して、既に数百名の若者による沖縄署への投石騒動や、被害高校生と関係者への誹謗中傷がSNSに投稿されるなどの二次被害が発生しています。
この状態で加害警察官の名前が公表された場合、起こり得るデメリットは容易に想像できますよね。
さらに火に油を注ぐような誹謗中傷や混乱、関係者への実害や新たな事件発生への助長など・・・。
再び同じ行為が繰り返される可能性の低さと合わせて、正式に逮捕されていないことも踏まえて、名前を公表しない(できない)判断が下されているのではないでしょうか?
なぜか沖縄の高校生が失明した事件の真相とは?
この章では沖縄の高校生が右目失明してしまった原因や、今回の事件の真相について考えてみたいと思います。
まずは改めて今回の事件の経緯を整理します。
その上で高校生側と警察官側との主張の食い違いをチェック。
次に現在まで続いた沖縄県警の捜査によって、ようやく確認された1つの結論についても確認します。
そして最後に、事件に対する今後の展望を考えていきましょう。
今回の事件の経緯について
☆沖縄の男子高校生が右目失明に至った事件の経緯
- 事件が発生したのは今年の1月27日午前1時15分頃(深夜)の沖縄市の路上である
- バイクで走行中だった男子高校生に、職務質問を試みた男性警察官が接触した
- 接触の際に、その場を通り過ぎようとした高校生の顔面を警察官が所持する警棒が直撃した
- 結果として高校生は、右眼球破裂などの重傷を負って失明してしまった
- 接触当時の目撃情報も無く、防犯カメラなどの映像による証拠も無かったために捜査は難航した
そして事件発生から約9ヶ月後の最近になり、当時の状況を調べ続けた結果、警察官がつかみかかったことや警棒使用などの一連の行為を県警が「不適切だった」と結論付けました。
そこでようやく「故意性あり」と認められたことになります。
双方の主張の食い違いを確認
前の章でも軽く触れましたが、ここで改めて高校生側と警察官側の主張の食い違いを確認してみましょう。
☆高校生側の主張
バイクで走行中、いきなり警棒で殴られた
☆警察官側の主張
手に警棒を持って、とっさの行動でバイクを止めようとつかみかかった時に、警棒をぶつけてしまったが、どこに当たったか分からなかった
双方の主張内容での最大の食い違いは、故意性の有無ということになりますね。
つかみかかり&警棒接触容疑を大筋で認めた警察官
関係者の供述や各種実験の結果を踏まえて、県警は警察官の一連の行為が故意であったと認めました。
意図的に殴りかかったかどうか?の話の前に、警棒を伸ばして手に持った状態でつかみかかる行為そのものに対して故意性が認められたということですね。
警察官本人と県警の両方が認めた点として明確になったので、事故ではなく事件の可能性があると正式に認められた形になりました。
故意性が認められたことで、県警から高校生側への謝罪が、ようやく行われたわけです。
警察官の一連の行為が犯罪の可能性ありとして扱われ、書類送検へと進みましたね。
今後の事件の展望について
警察官の行為に犯罪の可能性が認められたことで、書類送検へと繋がった今回の事件は、新たな次の局面へと向かうことになります。
☆今後の事件の展望について
- 警察官が起訴されるのか、それとも不起訴処分になるのか?
- 犯罪として認められる証拠が集まるかどうか?
- 証拠の有無に関わらず、示談が成立する可能性があるかどうか?
1つ目に挙げた「起訴か不起訴か」という話は、2つ目に挙げた「証拠が集まるかどうか」と大きく関わってきます。
当然ながら十分な証拠が集まれば起訴される流れになるでしょう。
そして起訴されれば犯罪成立の可能性は極めて高いので、有罪判決ほぼ確定ということですね。
その他の可能性としては「証拠不十分(嫌疑不十分)」もしくは示談成立などを考慮した「起訴猶予」の形で、不起訴の判断が下されることですね。
示談交渉が行われるかどうかについても、今後の展開の大きなポイントと言えそうです。
まとめ
「沖縄の高校生を失明させた警察官の名前は?なぜ起きたか事件の真相とは?」と題して、ここまでお送りしてきました。
沖縄の高校生が右目失明という大変ショッキングなニュースだったことや、その後の二次被害などの影響で、より多くの人々の関心が集まりましたね。
渦中の警察官の名前も、なぜ起こったのかという事件の真相も、今後の関係者同士のやりとり次第で明らかになるかも知れません。
いずれにしても気の毒な事件でしたが、早期の解決が望まれます・・・。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
・・・それでは、また次の機会にて!!